プロフィール

ザ・リリーズは、

1970年代を中心に活動した双子姉妹の燕奈緒美、燕真由美の女性アイドルデュオ。

北海道夕張市出身。1975年デビュー、代表曲に『好きよキャプテン』がある。

姉、奈緒美の結婚・出産に伴い1986年に事実上の活動休止状態となるが、2005年の再結成以降は東京に拠点を置き、首都圏や出身地である北海道などを中心にライブやショー、歌番組の出演を行っている。

 

略歴
1960年12月7日、北海道夕張市で清水沢駅近くに所在した電器店の長女、次女として生まれる。

1974年、肉親によるオーディション応募を機として渡辺プロに所属、北海道出身のため、清楚な道花鈴蘭の英語名より、グループ名が決定される。

1975年、『水色のときめき』で東芝EMI(「東芝レコード」レーベル)からデビュー。同年引退した同事務所所属の同じ双子女性歌手のザ・ピーナッツの後継としてデビュー。
2ndシングル『好きよキャプテン』(松本隆作詞・森田公一作曲)が最大のヒット曲となり、1975年度新宿音楽祭銅賞を受賞するなど広く知られるが、デビュー当初はフォークソングを意識したバラード調のものが多かった。また、歌手活動と並行して、クイズ番組「ズバリ!当てましょう」のアシスタントや時代劇「銭形平次」にレギュラー出演するなど、タレントとしても活躍する。
1981年にリリースされた『シェルの涙』を以て東芝EMIから離れ、渡辺プロからも独立。3年程度新曲を発表せず、音楽性を模索しながら、ライブハウスの出演やテレビタレントとして活動する。

1984年、スターチャイルド(キングレコード)よりリリースされた企画アルバム『ゴジラ伝説』に参加。1985年に移籍したビクター音楽産業(後のm-serveレーベル相当)では、本名の「燕奈緒美・燕真由美」名義で「地球防衛軍テラホークス」の主題歌シングルを2枚発売するほか、パイロット版アニメ「ワンダービート大作戦」(1985年8月)の主題歌を担当、同作の本放送版「ワンダービートS」(1986年)放映時にはシングル盤のほかサウンドトラックアルバムにも参加する。

1985年、とんねるずが発表した『雨の西麻布』の「双子のリリーズ〜」という歌詞が反響を呼び、

1986年秋にポリスターよりムード歌謡調のデュエット曲『夫婦茶碗』を「吉田照美&リリーズ」名義で発売する。

1986年以降は姉、奈緒美の結婚・出産を要因としてデュオ活動が休止状態となり、真由美単独でのタレント活動が多くなったが、奈緒美の出産後は散発的に2人で懐メロ番組に出演していた。

2005年に開催されたクリスマスライブパーティーを機に活動を再開。

2006年6月25日に開催された横浜赤レンガ倉庫でのライブ、およびマキシシングル『DRAGON c/w KARINGA』を自主制作で発売、LILIES名義で音楽活動を再開する。

その後、財政破綻した出身地の夕張市に関わる応援活動の展開を始める。

2008年6月、所属事務所を移籍し、コンスタントなライブ活動を開始する。10月4日、夕張市社会福祉協議会のイベントに参加、翌日には「悲別ロマン座」でライブを開催。以降、同所エントランスホールに、二人の夕張時代の写真を集めた「リリーズ資料館」が設置される。同年10月21日に日刊ゲンダイ『あの人はいまこうしてる』で取り上げられ、同記事でのインタビューに対し、姉・奈緒美が“バツイチながら3人の子供を育て上げた”旨のコメントが掲載される。

2010年2月1日、所属事務所が、昭和歌謡ファンをターゲットにしたMUSICレストラン「La・Donna原宿」を東京・原宿にオープンし、店舗の企画、デザインプロデュースを担当。これを機にラドンナ原宿では、デビュー35周年ディナーLIVE(2010年6月5日)、デビュー36周年記念コンサート「小さな恋のクリスマス2011ディナーショー」(2011年12月17日)、デビュー38周年記念ディナーショー(2013年6月22日)、バースデーディナーショー(同11月30日)など、毎年定期的にリリーズのライブが開催されている。

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2012年4月1日より、MusicBird制作によるラジオ番組「リリーズのキャプテンズRADIO」が放送を開始、全国約100局のコミュニティーFMおよびインターネットサイマルラジオで全国放送される。(2012/4/1~2021/3/31) 

2013年にはライブハウス「MusicSquare1624Tenjin」(大阪府高槻市)にてジョイントライブをプロデュース。同所では同12月14日に「Birthday & X’masコンサート」も開催されている。

2013年7月以降は、「夢コンサート」にレギュラー出演するほか、「同窓会コンサートスペシャル」(12月12日、中野サンプラザホール)に出演している。
 ※「夢コンサート」は、ラドンナ原宿に出演していた、高道(狩人)と共に、リリーズ等の提案でスタートしたと、後に、夢グループ 石田社長が語っている。 このため、夢コンサートの初代司会者を、夢グループ所属の保科有里さんと共にリリーズが担当した。

 

2014年より「同窓会コンサート」が、夢グループの主催になり、リリーズは、夢コンサートから同窓会コンサートに移り、レギュラー出演。年間80ケ所を超える会場で、西城秀樹、尾藤イサオ、小川知子、あべ静江、西口久美子(元 青い三角定規)、あいざき進也、伊藤咲子、大野真澄(元GARO)、晃(元フィンガー5)、高道(狩人)らと共に、昭和歌謡の歌を披露している。

2018年より「夢歌謡祭」にレギュラー出演。

2020年12月に妹、燕真由美に脳腫瘍が見つかり手術や入院治療しなかがら活動を継続していたが、2022年7月の公演を最後に活動を一時休止中。

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